痛み
書けるときに書きたいものを書く。
のびのび書く。
自由に書く。
次に書くのは一年越しかも
それでも書く。
目標はなに? ゴールはどこ? そう聞かれて、答えはあるのに、勇気がなかった。
少しずつ、理解してもらえるように言いたかった。
でも頭で理解されることはないし、それを知ってるからこそイラついた口調で話す。
当然わかってもらえるはずはなくて。
「あっちで何してきたの」
「もう少し苦労しなさい」
「努力が見えないよ」
あっちで、生まれ変わってきたんだよ
少し大変だったけど、大丈夫だった
もう頑張らなくてもいいんだ
そう笑顔で言いたかった
凍った湖のうえで、手を引いてくれる人がいる。
けど
「空しくはない」
その言葉を聞いて、涙が出そうになったのは、きっと空しさを感じていたからだ。
主との歩みが、からっぽなものなわけがないのに。
それでもやっぱり、手を引かれながら、頬を刺すちくちくした痛みに、空しさを感じてた。
気付かせてくれてありがとう。
気付かないで、その痛みになれて、麻痺するところだった。
この痛みを、無視するところだった。
痛みにふれて、しっかり手をつないで、また引いて。
ゴールまで。